いじめは無くならんと思う

最近、いじめで自殺をした、というニュースが増えている。安易に死を選ぶのはどうか、という意見はそうだな、と思う。一方で、いじめられた経験は一生トラウマになって人間関係をうまく築けなくなるから、死を選ぶという選択肢もあり、という考え方も、一理あるとは思う。でも、それは弱すぎる。というか、もっと頭を使ったほうがいい。学校ではそういう賢さを教えるべきだ。
いじめっていろいろなパターンがあって、本来ならいじめられるようなやつではないけれど、ふとしたきっかけや、ちょっとした不注意な言動から、いじめられてしまうパターンもあるし、いじめられるやつが本当にいやなやつで、明らかにいじめられるやつにも原因があるだろう、的なものもある。日本人は異質なものに対して拒否反応があるから、変わったやつはいじめられやすい、というのもそうかもしれない。とにかくいじめはいろいろなパターンで起こる。
それそれとして、いじめをなくす、というのは無理なことなんじゃないの。人間には根源的に差別をする機能が備わっているんでしょ。みんな仲良く、なんて絵に描いた餅。だから、いじめをなくす、というような方法はあまり効果的じゃなくて、必要なのはいじめられるくらいじゃびくともしない強靭な心を育てることとか、いじめられたときに、その状況を以下に脱出するかという賢さを身につけさせることだと思う。
学校を卒業したって、いじめなんてそこらじゅうに存在している。むしろ大人のいじめのほうがよっぽど陰湿でずるがしこくて、汚い。むしろ学生時代にいじめの存在する環境の中で、いじめられることへの対処法を身につけていくことのほうが、絶対将来役に立つ。